持ち家vs.賃貸 私の場合

   

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師として勝手に仰いでいるブロガーさんのお1人、虫とり小僧さんが「持ち家か賃貸」を論じておられました。ご自身は賃貸派だけど、パートナーの意見も尊重し、持家のリスクを最小化できるよう条件を考え、ものすごい調査力と交渉力で家を買われたようです。
虫とり小僧さんの記事はこちら:

持ち家か賃貸か…住宅について自分の考えを整理しておく(その1・持ち家リスクと賃貸の自由度)

持ち家か賃貸か…住宅について自分の考えを整理しておく(その2・それでも家を買った理由)

これを読んで、自分はなぜ家を買ったのか、、を改めて考えてみました。暮らしの優先順位を明確にして合理的な判断をしたつもりなのですが、どうなのでしょう・・・・結論からいうと、今の家は非常に気に入っています。

持ち家vs.賃貸 自分のスタンス

基本的にはフットワークが軽くなる賃貸が良いとおもっています。

理由1)将来、実父母の介護とお墓のために郷里に帰る
理由2)仕事で国内外の転勤の可能性がある
理由3)引っ越しを考えて”物”を過剰にもたなくなる

ではなぜ持ち家にしたのか

理由1)持ち家でも(最悪)転居できるだろう貯えがあったから
理由2)家賃を払い続けるのがもったいないと思えたから

独身&新婚当時の部屋は、立地が良く家賃がびっくりするほど高額でした。それなら、同じ支出で家を持ち、神戸を離れるときに売却したら、少しでも手元にお金がもどるのでは?と。

マンションVS.一戸建て

戸建のみをターゲットにしていました。大きな理由は、生まれた子供が男児だったからです。

理由1)将来、マンションは上下左右に騒音で迷惑かけそう
理由2)普段から庭で虫や草、土に触れさせたい

購入のための優先順位

1)自分の知った土地(医者・文化・治安・ハザードマップ上不安がない)
2)駅近く (最終的に売ることを考えて)
3)JR線以北 (神戸では路線選びは大事)
4)一生背負うローンにはならない金額。
5)中古物件 (新築の値段には懐疑的)
6)庭があること (戸建にした理由)
7)前の住人の退去理由が悪質なものでないこと
8)システムキッチンの高さ(身長170cmなもので・・・・)
9)駐車場1台分
10)子育て世帯がある地域

結果と購入物件の良し悪し

特に急ぐ必要もなくのんびり探した結果、3年後に、借りていた部屋と同じ町内、2本道路を隔てたところの中古住宅を購入。

希望通りだったところ

町内での引っ越しで土地勘ばっちり
震災でも崩れなかった
水・山崩れともに危険外地区
阪急沿線
駅から徒歩5分以内
小さいけど庭あり
(やろうと思えば)現金で8割払える額
先住人は娘さんとの二世帯住宅にお引っ越し
おおむねかなり希望に近い物件です。

あきらめた要素とあきらめられた理由

築年
ぎりぎり住宅減税使えません。でも見かけピカピカです。売り手の工務店が内塗や外の塗装を施していました。投資目的ではなく、土地の値段だけ戻ってきてもラッキー!という感覚だったので、快適に住めればOKとしました

ガレージ
車の通れない路地にあります。だから駐車スペースもありません。(その分庭になっていました)同町内のガレージ付き中古住宅の相場は800万~1千万くらいUPします。神戸にいるだろう年月を考えると、駐車場は借りたほうがいい、、、という判断です。借りてた駐車場も近いし。駅に激近ゆえ、駐車場なしでも売れると思います。

子育て世代の町
でもなかったです。大震災でも崩れなかった所なので、引っ越しされる方もすくなく、成熟した世代(子育て卒業世代)ばかり。でも「子供がいるっていいわねぇ。」とたくさん声をかけてくれたり、少々のヤンチャは見守ってくれたり、大変安心して子育てができる環境であるとあとでわかりました。年配の方々との交流は子供達のいい教育になります。

うまく機能したこと

1)家族の優先順位をきめておく
自分の優先順位と家族(子供の将来も含め)のとでは違うことが普通です。寡黙なダンナさんの意志を確認するのはそれは、それは骨がおれましたが、”そぶり”で判断した基準はまちがいなかったようです。

2)ぶれないよう、決めた優先順位は紙に書いておく
パーフェークの物件がでないかぎり条件を取捨選択することになりますので、優先順位を共有・明文化しておくのが賢明です。いつも迷ったらそこに戻って考えました。結果、ガレージと子育て世代地区の点で迷った時「こんな下位の条件で迷うな!」と自分を説得できました。

3)安心できる不動産会社&担当者
この家に逢う前にもう1ついい物件がありました。この物件を止めた理由は1つ。不動産会社の担当者が、本当にイヤだったから。話を聞きにいった日、「気に入ったのなら」と売買契約書をもって「次の方がお待ちなので、一週間以内に」と言います。取引の流れの説明もなく(と素人の私にはそう思えた)、地域のことなど、色々調べる時間もくれず、アレヨアレヨと、進む契約。”わからない取引には手を出さない!”という私の警鐘がなりました。そして、早いうちに契約解除しました。
今の物件の営業担当者は、「初めてで不安もあるでしょうし、時間かけてくださっていいですよ。」と不安な気持ちを受け止めてくれました。(今は支店長様になっておられます。さすがー)

長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。思い起こして自分の家への愛着がとりもどせたような・・・(虫とり小僧さん、きっかけくださって、ありがとうございます(トラックバックがうまくできず、リンクで失礼します)
次は家を買ったあとの心境・家族の変化についてちょっと書いてみたいと思います。












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