駐車場が閉鎖になりまして

   

ちかごろ車の中はいいお昼寝スペースと気づいたピヨママです。個室で静かで晴れの日はポカポカ。読書中に高確率で居眠りしています。さて、昨年の話になりますが、借りていた駐車場が閉鎖になる->新しいところ借りなきゃ、というTweetをしました。

夫婦の危機回避のほうが大事だと(私が)反省し、11月の移動はあきらめ、12月後半に契約して1月1日に車を移す、を目標に調査・交渉を重ねておりました。

 

 駐車場をかりてる理由(おさらい)

郊外の大きな公園に出かけることが多いため、車はまだ手放せそうにありません。我が家は車の通れない路地の奥にあるため、今までは、家から徒歩1分のところに駐車場を借りておりました。駅前の相場どおり賃料は20000円/月。周りには「なぜガレージ付きの家を買わなかったのか」と言われましたが、”ガレージ付きの戸建ての値段”と”今の家の値段+住む予定年数x駐車場代”を比べたときに、あきらかに駐車場を借りたほうが安かったんですね。電車で通学するだろう子供たちや、自分たちの通勤を考えて“鉄道の駅から徒歩5分以内”を譲らないための戦略的選択です。ただ、毎月の払い込みとか、寝た子を抱っこして運べないとか、色々不便あります。そして将来駐車場が使えなくなるリスクも・・・。借り始めてから14年、今回まさしくそのリスクが現実になったわけです。

 

 広さか値段か便利さか

今まで使っていた駐車場は敷地の端っこで少し広めだったので、ピヨパパのバイクも置かせてもらっていました。家の玄関(急な段差あり)を力で押し上げる必要もなく、早朝に路地でバイクの音をたてることもなく出勤できるので大変助かっていました。いざ同じような条件を探そうとすると、なかなかないですよね。近さならお向かいの駐車場(20,000円)、安さなら少し家から離れたところ(16,000円)、広さでいうと、、、全然ないっ!バイクを庭に置くとなったら、エクステリア(段差軽減)のリフォームがいるか・・・と100万単位の出費も覚悟しはじめました。

 

 条件付きでこんな物件が

色々あたっていたら、お向かいの駐車場(通常賃料月額20,000円)の管理人さんが 「あの大きな木の下なら18000円でいいよ」「はっぱとか落ちてくるけどそれ込みで」「スペース的におけるならバイクもおいていいよ。追加料金なしで」というのです。現地をみると、駐車場に隣接するお宅から大きな木がのびており、車の上に茂っていました。たしかに大きな葉っぱ落ちてきそうなんだけど、安くて、広くて、近い!!! ピヨパパはもうここしかないと思ったようで、次の候補をさがすスピードも鈍化・・・。気に入らなければ敷金を放棄して違うところに移ればいいと考え、とりあえず契約をしました。1月1日に車を移動。移動距離約10m・・・

 

 葉っぱどころか

借りてみてわかったこと。管理人さんがはっきり言わなかったのか、ピヨパパがはっきり聞いてなかったのかわかりませんが、問題は葉っぱではありませんでした。大きな大きなミカン!子供の頭くらいある、フロントガラス直撃したら割れるだろうなぁ・・・という大きなミカンが枝もたわわになりたるが!?!?!?そしてそのミカン目当てなのか鳥がいっぱい。乗る前にフロントガラスの汚物をふき取ってからでないと運転できません。管理人さんによると、敷地からはみ出る枝の伐採を何年も前からお願いしているのだけど、一向に切ってもらえない状態らしいです。だからずっと空きだったんですね・・・・。

 

 借りつづけることにした

ピヨパパも自分が決めた場所にケチがついて不満そう、というより自分がこの状況を見通せなかったことに不満そう。ですが、家庭内会議の結果、ここを借りつづけることにしました。
「車についた鳥の糞は拭けばいい」
「バイクに鳥の糞はかからない」
「バイクも(追加料金なしで)置ける駐車場、他になさそう」
「新車でもなし、割れたら割れたときか」
っていう感じ?我ながらアバウトだな~って思います。

 

 大どんでん返し

1月1日に車を移動させて約2ヶ月、買い物の帰り道、愛車の前にたむろするおじさんたち。「あああ、ついにガラス割れたかーーー」と見に入ったら、シルバー人材センターの人が「この木をね、伐採することになって、今日は下見なんですよ」と。

へ?伐採するの?管理人さんからの伐採依頼は何年も無視してたのに???

その家のおばちゃんも出てきて、「車傷つけないうちに切ろうとおもうけど、それまでに何かあったら言ってねえ~~」とえらく親切なお言葉。「はぁ、ありがとうございます。xxx日ですか。わかりました。邪魔にならないように1日コインパークいれときます」と返事するしかなかった。数日後、おばちゃんが改めて伐採の日時を連絡しにきてくれて、子供さんとどうぞ、とお菓子までもらってしまいました。そして伐採の後、またまた切った枝の大きなミカンと高級牛肉(なぜ?)をもってご挨拶にきてくださいました。なんだろう。この気の遣われよう。もしかして、「あそこの車へこましたら、何されるかわからんで!!!」的な風評が出回っているでしょうか!?

 

 値段もそのまま

伐採後は、ミカンの心配も糞の処理も不要となりました。そしていまのところ、賃料改定の連絡もきていません。結果的に、安くて、広くて、近い駐車場を手に入れてしまいました・・・・でも、木を伐採した家の好意的すぎる態度が理解できない・・・なにかお返ししたほうがいいんだろうか・・・。

まぁとりあえず、神様、どうもありがとうございます。この恩は町内会の夜回り参加と、清掃活動参加でお返ししたいとおもいます。(ぺこり)












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