リクエスト企画)お金のこと色々答えます~ライフプラン編~

   

ブログ6周年のアンケートでいただいた質問・リクエストにお答えする企画第2弾。ライフプラン編です。2つ質問をいただきました。過去記事で紹介したものはリンクも載せていますのでどうぞ参考になさってくださいね。

*ここでご紹介するのはピヨママの個人的な考え方や経験です。家族構成、収入、支出項目の優先順位などによって"最適”は異なりますので、「こういうのもあるんだ」と参考にする程度でお願いします。

 

ピヨママさんはどのようにライフプランをたてていらっしゃいますか?参考にしたいです。

同じような質問をもう1人方からもいただいています。プランニング内容より今のプランに至った思考の過程を書いてみたいと思います。その方が汎用性あるかな、と思ったので。

まずは人生の優先順位を確認しました

ライフプラン作成にはまず自分の人生を考えます。結婚は?家は持ち家OR賃貸?子供は?子供に受けさせたい教育は?何歳まで働く?将来どこに住む?などです。いつ、どんな収入と支出があるかを見通すためです。人生の優先順位は自分でもよくわかってなかったり、夫婦でも全然違いますのでここのすり合わせが大事。既に結婚・出産・家の購入という3大支出項目に足をふみいれていたピヨ家、夫婦の話合いで子供と一緒に過ごす経験(レジャー)と子供の教育を大事にしようということになりました。

ピヨ家の最初のライフプランに盛り込んだもの

家は持ち家(駅近が最優先、古屋付きで購入済み ローン返済中)
子供二人(当時どちらも小学生)
教育費(まだ未定なので中学校から大学院まで私立と設定)
車必須(国産車 買い替えはあと2回と設定)
年に1回海外旅行は行きたい
夫婦共働きは続けるが昇給はみこめず
妻(私)の所得は55歳以降半減の可能性あり
当時契約していた保険類は維持
平均貯蓄額はx万円/月

これで作られたライフプラン・・・70歳で餓死(資産枯渇)だったんですよ。きょえーーー。

 

ライフプランは作ってからが勝負

このようにピヨ家の1回目のライフプランニングの結果は散々でした。FPさんからは、支出の見直しと貯蓄ペースの改善、定年まで今の収入を維持することをアドバイスされました。餓死というパワーワードに恐れおののき、そこから家計改善と資産運用にとりくみました。特に固定費の削減!これにより長期にわたるキャッシュフローが改善しました。作ってみて気になるところが見つかったらぜひアクションにつなげましょう。

家計改善の過去記事:家計管理システムの記事一覧

 

ライフプランは変化し続ける

ライフプランは生活の節目でざっくり見直すとよいです。イイもワルイも前提条件が変われば必要なお金の額も変わるし、優先順位も変わるからです。子供がいるご家庭ならむこう数年間の学費がみえる”入学”ごとの見直しが現実的でしょうか。単身や夫婦二人なら転職や定年。自分の負担にならない頻度がいいですね。ピヨ家もこの春、3年ぶりに見直しをかけています。長男が公立高校への進学を決めたからです。学費の目安がぐんと下がります。加えてコロナの影響で家族旅行(海外)に2年行けていないため、このあたりの支出も抑えらえれています。

今のピヨ家のライフプランは、初回とくらべてこんな違いがあります。

家は持ち家(ローン返済済み
子供二人(高校生と小学生)
教育費(兄:公立高校+私立大学+大学院、弟:中学校から大学まで私立)
車必須(国産車 買い替えはあと1回
家族全員での家族旅行はあと3回 
夫婦共働きは続けるが昇給はみこめず
妻(私)の所得は55歳以降半減の可能性あり
保険類見直しにより保険料は大幅カット 子供独立後は保険なしに変更
平均貯蓄額はx万円/月に加えて資産運用中

実際には3年前にも一度見直しを書けています。その時の記事はこちら(マネープランを作って老後の資産収支を確認してみる

ライフプランはまだ見直し中(情報集め中)ですが、貯蓄を今まで崩さずにきているので、前回より資産が増えていることは確実です。老後の生活の心配もうすれてきました。また家族や生活に変化があった時に随時みなおしていきます。ライフプランを作るソフトは無料・有料色々ありますが、初回はFPさんに作ってもらってもいいですね。ピヨママは2回目以降これを使っています。Financial Teacher System 5

 

老後のためにどれだけの資金を貯めるか、ピヨママさんの意見参考にしたいです。

ピヨパパ・ママにとって老後の話は、10年以内の近い未来の事です。なのでこれからがっつり貯めるのはなかなか難しく、生活のレベルを必要以上に上げないことと、今まで貯めてきたものをどこでどう使うかを考えるようになりました。

ピヨ家の老後の条件

持ち家:家賃不要、必要なのは固定資産税と修繕費程度
年金:夫婦ともに厚生年金と、企業型年金あり
定年:夫婦ともに60歳定年 (パパあと6年、ママあと7年)
教育費:妻(私)の定年時には次男の大学1年+大学院2年分必要

老後の不足分を試算

国民年金・厚生年金をどっぷり30年以上払い続けているので、夫婦共に年金をもらっている期間、日々の生活は年金で賄えると考えています。自助努力がひつようなのは定年から公的年金の受給開始(65歳)までと、どちらかが亡くなってからの(遺族年金なし、自分の年金のみ)です。

60歳から65歳まで
夫婦の企業年金と貯蓄の切り崩しで生活します。あとは定年退職後に申請する失業給付金でしょうか。仕事が厳しい同社での継続雇用は望まず、20年以上働いた一般離職者として給与が高いままで失業給付金を申請できたらなぁと思っています。ご縁があれば再就職する気で。夫婦の年齢差で無収入の時期がずれること、定年後の失業給付金がMAXで見込めたとすると、不足は収入が企業年金だけの42か月x約15万円/月(計630万円)です。再就職したりバイトするとこの額は小さくなります。

65歳から77歳まで
双方の親の寿命を考えるとこれくらいは一緒に暮らせるのではないかと思っています。夫婦の年金はあわせて24万円程度。今の家計から食費や水熱光費、通信費など老後もかかるだろう費用を合算すると十分賄えることが分かりました。加えて趣味に使うお金までだせるかも。いかに今子供にお金をかけているか、そして大人にはかけていないかに気づきます。

78歳以降
どっちが先に死ぬかな。性別からするとパパが先、健康診断の結果からすると私が先。いずれにしても独居老人の生活が10年続くと仮定します。年金額は半額の12万に減ります。夫婦どちらも同じくらいの年金額で、遺族年金ももらえなさそうだからです。そして生活費は(高齢になることもふくめ)以前の6割とすると、月々15万程度。毎月3万円不足します。10年で360万円。

上記の不足分(赤字)を合計すると絶対的な不足は1000万円。これに旅行などの多少の贅沢、長生きする可能性を含めると、学費を納め終えた時に1500万円残っていればよいと思っています。人生終盤、介護施設への入居料が足りなければ持ち家を処分、、、かな。

いかがでしょうか。共働きの会社員+持ち家という条件なので、読んでくださっている方全員に当てはまるわけではありませんが、参考になれば幸いです。














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