夫を亡くした専業主婦の年金~見えない不安を解消しよう~

   

父が亡くなって、遺族年金を受け取ることになった母。遺族年金の金額確定のお知らせを受け取り、どーんと落ち込んでしまいました。「こんな年金では暮らしていけない」と。

 

 結婚後はずっと専業主婦

母は高校卒業後に就職し、23で結婚退職。そこからずっと専業主婦(第3号の被保険者)でした。会社勤務時代の厚生年金は退職一時金として受け取っており、第3号の被保険者としての年金は、後期高齢・介護保険料をひいて月額5万円程度。もちろんこれだけでは生活できません。

 

 父の厚生年金の3/4?

父も高校卒業後に就職し、職をかわりながらも70歳までサラリーマン(第2号の被保険者)でした。高卒だし、小さな会社で働いていたのでお給料は高くなかったですが、長期間の加入で厚生年金額は人並みにだったとおもいます。母は「父の年金の約3/4を受け取る」と知っていたようですが、通知された金額は約11万円/月。思った以上に少なかったようです。子供なし(or18歳以上)の配偶者には遺族基礎年金は支払われませんしね。
(詳しい話は厚生労働省の遺族年金ページをどうぞ)

 

 不安はどこから?

父の法要の後、色々な経費の確認をしながら、「こんなお金で暮らせるかなぁ」とつぶやく母。ああ、これは不確定要素への不安なんだなと察し、状況を具体化してみせてみました。

母:年金こんだけになるらしい
ピ:基礎年金のは18歳未満の子とその親だけやし。
母:きっかり3/4と思てた
ピ:自分の年金も足されるえ
母:(記載額みて)これで全部ちゃうのんか。
ピ:遺族年金と老齢年金は別もんやし証書も別
母:そうか。でも16万ってむりちゃう?
ピ:お父さんの病院やらおむつ代やら要らようになるやん
ピ:家賃要らんし服買わへんし、一人分の食べ物と光熱費だけやん。
ピ:固定資産税とかたまの旅行は貯蓄から崩すとして。
母:でも、貯金なくなるかも。
ピ:ほなあと月2万円ずつ足す計算してみよかぁ。
ピ:100歳まで生きよう。あと25年。2万x12ヶ月x25年=600万
ピ:100歳まで生きても600万取り崩しで済む。
ピ:固定資産税とか火災保険とかいれても1000万くらいやん。どう?
ピ:そんなんですむんか・・・

もともと派手な遊びをする方でもないし、普段は月16万で十分生活できると思うのですが、不安に思っているようなので18万での生活を垣間見せてみました。交通事故の示談で少しまとまったお金がはいる(はず)なのと、父のゆうちょの保険金が少し入ることを言い添えたら「そんなら孫におもちゃ買う余裕もあるやろか」と。「はいはい。孫の教育費だしてくれてもいいくらいやわ。」と笑って会話を終わることができました。

 

 見えない不安は増大する

仕事が山盛りになっていてパニックになりそうな時、忙しくてもわざわざ時間を作って「やることリスト」を作ります。書き出してみると「あれ?こんだけ?」と思うことが多いです。これと同じく「お金たりるやろか」という不安は、本当に要るお金はどれくらいなのかを具体的に計算して可視化しましょう。意外に必要額は多くない場合もあるし、もちろん足りない場合もあります。ではどれくらい足りないのかがわかると対処の方法も見えてきます。家を売るくらいの不足なのか、今から少し節約すればいけるくらいなのか。
この記事を読んでくださっている方で子供の教育資金、親の介護費用、自分たちの老後資金など、漠然とした不安がある方はぜひ具体的な数字を使いながら計算してみてくださいね。信頼できるFPさんに相談されてもいいですね。

ちょうど6月は我が家の資産リバランス月。資産の棚卸と将来の必要経費を計算し直そうっと思ったピヨママです。














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