ベンチマークの「配当込み」「配当抜き」

   

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最近、インデックス投信のベンチマークについて、「配当込み」 か「 配当除く」 か、の話題になっています。

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吊られた男の投資ブログ(インデックス投資):
配当なし指数を連動対象としているインデックスファンドはいらない

貯金生活はじめました:
神は細部にやどる? ベンチマークが配当込みか配当除くかに注目するとファンドの違いが見えてくる

 モヤモヤ感がつづく

水瀬さんと、吊られた男さんの記事の中、該当箇所が十分理解できずモヤモヤしていました。Twitterで「腑に落ちない」と書いていたところ、あんこもちさんがもう1段階噛み砕いて、書いてくださいました。が、ここでもまだ理解しきれてないピヨママ。同じく「モヤモヤしてる」とおっしゃるアウター・ガイさんは、レベルの違うところで悩んでいらっしゃって、結果自分の知識不足を痛感したわけですが、初心者インデックス投資家さんの中には私と同じような疑問をもっておられる方もあるかも・・・と思って、理解した(とおもわれる)経緯を書いてみます。

何がモヤモヤにつながっていたのか

ものすごく初歩的なところ、2つあったと自己分析しています。
1)ベンチマークとの乖離の大きさ(小ささ)に知らない「良い・悪い」の判断基準があったということ
2)「配当除く」「配当込み」の言葉の定義を正しく理解してなかった。

わかったきっかけ

あんこもちさんの記事のこの部分で特に道にまよいました。

ベンチマークはファンドを評価する基準なのですが、実は統一されておらず、 「配当込み」と「配当除く」の2つの基準が存在します。

注釈)現在のブログは私の混乱をみかねて、以下のようにもっと詳しく修正されています。
「ベンチマークはファンドを評価する基準なのですが、実は統一されておらず、 「配当込み」指数と「配当除く」指数の2種類が存在します。」

「配当込み」「配当除く」って、ファンド側の話じゃなくて!? そしてあれこれキーワードを使って検索をしたら、イーノさんの昔の記事にたどりつきました。

ファンドの海~ 投資信託で世界の経済と一緒にゆっくり豊かになろう!
TOPIXには「TOPIX」と「配当込みTOPIX」の2つがある!

そして、やっとすべてがつながりました。ベンチマーク側に種類が2つあるとは知らずファンド側の「分配金」的な話とマゼコゼにしていました。

 自分の理解のまとめ

◇TOPIXなどの“指数”には「配当込み」「配当抜き」の2種類ある。
◇通常「TOPIX」といわれているのは「配当抜き」のほう。
◇各ファンドは「込み」か「抜き」かどちらかをベンチマークとしている。
◇どちらをベンチマークとしているか明示していないものもある。
◇「抜き」は配当で下った株価を基準にしているから、指数は低めにでる
◇だから「抜き」をベンチマークとしたファンド成績は上方に乖離しやすく、投資家に「成績が良い」という誤解を与える可能性がある。

 自分のファンドのこと

私の現在積み立てているファンドには「込み」「抜き」の両方が混ざっています。ベンチマークとの乖離を正しく把握できないとなると、「込み」に変えていきたいと思いました。具体的には先進国株式の積立銘柄の変更です。
今)SMT G株式インデックスF → は来月から) ニッセイ外国株式インデックスF
ニッセイ外国株式インデックスFは、既にスポット買いしている銘柄なのでバリアもなく、変更できそうです。

画像:free digital photo net













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