稼いでる実感~トイレットペーパーで思い出すこと~
少し前に「トイレットペーパーはシングル」という話をしました。トイレットペーパーを買う時、関連した話をする時、いつも思い出す同僚の言葉があります。記事を書きながらまた思い出しました。(関連記事:トイレットペーパーはシングル)
「絶対にクリネックスの純パルプ、ダブル買うねん」
元同僚Hちゃんの言葉です。肌触りが好みという理由ではありません。途中で破れないからと言う理由でもありません。高級ブランドの純パルプトイレットペーパーを躊躇なく買えるかどうかで、今の生活レベルを確認しているのだそうです。それが彼女の“稼いでる実感”。外資を渡り歩いて、今や年棒1000万超、独身、趣味はなく土日はコタツでたばこ吸ってテレビ見てる、(海外出張がおおいので)旅行はあえて国内を友達と年に1~2回、、、という生活なので、自他共に認める「お金はあるねん」状態なんだけど、なぜか生活レベルを確認するブツは、純パルプ100%のトイレットペーパー。
なるほど、、、、分らなくもない。
誰にでもあるよね、そういうモノ
お金を稼いだり、貯めたりする目的とはちょっと違う、でも”ああ、私頑張って稼いでるんだ”って思える時・モノって、きっと誰でもあるよね。彼女にとってのトイレットペーパー、私にとっては何だろうと考えてみました。
お祝い
家族、親戚、友人、、、大事な人の大事なイベントは絶対にちゃんとお祝いしたいっ!
父母に銀婚式の旅行送ったり(そういえば来年は金婚式)、同僚の結婚式に参加するために海外から帰国したり、出産祝いにシャトルシェフ贈ったり。自分がしてあげたい、という思うお祝いが躊躇なくできたら、その時の生活レベルに感謝せずにいられません。
おいしいパン
ハード系のパン&クロワッサンに目がないです。神戸は大手の有名なパン屋以外にも、町のパン屋さんがたくさんあって目移りします。近所にパン屋ができたら、必ず行って買ってみます。バターたっぷりクロワッサン、イチジクとかクルミとかざくざく入ってるパン。でも、これっていいお値段するんですよね。それを数種類買って帰る時、幸福感と共に、「ああ、働いててよかったな」って思います。
食後の果物
これは母の受け売り。実家では高卒の父一人の稼ぎで最大8人が生活していたので、安い食材のみを使い、工夫で美味しい料理を毎日提供してくれた母。伯母が結婚し、祖父が亡くなり家族4人になったころ「ごはんあとに果物が食べられるようになった」とつぶやいたのを聞いて胸がきゅーーっとなりました。高価な果物ではありません。バケツ売りのリンゴ、箱がいのみかんなどです。それでも毎日食後に果物が食べれるというのは贅沢なことだし幸せなことだなと今も思います。
みんなは何で実感してるの?
教育資金・老後資金(+旅行資金)という目的があって貯めているわけですが、”ああ、私がんばってるやん”って思うのは必ずしもそこじゃないんですよね。私にとっての“高級トイレットペーパー”はこの2つです。皆さんは何で”稼いてるー”って実感していますか?