子供のスマホデビュー(1) スマホデビューは何歳から?
親にとってとても大きな課題。子供にどんな携帯電話をいつから持たせるか。
Twitterでは色々既につぶやいておりますが、長男がついにMyスマホデビューを果たしました。キッズ携帯も持たせていなかった小学5年生、いきなりのスマホデビューに親は不安いっぱい。色々な事情を鑑み、「いつかはデビューするんだから、禁止するより正しい使い方を訓練する」に方向転換しました。ピヨパパとママが子供のスマホデビューに関して考えたこと、準備したことを3回に分けて綴りたいと思います。(長くなるので3つにわけました。1と3は直接お金に関係ない話、2は子供のマネー教育含めた話です。ご興味のある方のみどうぞ)
1回目は「スマホは何歳から?」として今あたえるべきかどうかの葛藤の話です。この話のはじまりは長男に仲良しグループができたことです。
長男の成長
長男は社会面での成長がゆっくりさんでした。特に言葉で自分や他人の意見や感情をすり合わせるスキルが周りに比べてゆっくりでした。普段はそうでもないの に、感情がふれると言葉に詰まって手が出たり、傷つけるような言葉を衝動的に発したり。親が謝罪に行く日が1ヶ月に何回もあり、当然、家を行き来するような特定の友達もいませんでした。
そんな長男が5年生の秋ごろ「お友達家に呼んでいい?」といいました。在宅勤務の日です。男女7人がガヤガヤと家に押しかけ、習い事までの1時間、ゲームして騒いでいました。母は「あらいらっしゃい」と軽く挨拶してお菓子とお茶を長男に手渡し、別部屋で仕事を続けました。でもパソコン叩きながら 大泣きしてました。
スマホが欲しい
それから彼は、塾のない日や塾に行く前、公園で仲間と遊ぶ日が増えました。携帯のない彼は、今日仲間がそこに居るのかどうかわからず、行っては「いなかった」と帰ってくることもしばしば。他の人はどうしてるのか聴いてみると、びっくりすることに他の7人は全員スマホを持ち、LINEでやりとりをしてました。当然、長男からもLINEのためにスマホが欲しい、というリクエストが出てきました。
スマホが奪うもの・もたらすもの
男子ゆえガジェット系のリクエストは早いタイミングでくるだろうな、と思ってはいましたが、正直「今かぁぁぁぁ」というのが最初の感想。彼はもうすぐ6年生。もし中学受験をするなら気合のいれどころだからです。初めてのスマホ、LINE、ゲームのアプリ・・・誘惑が強すぎて勉強そっちのけになるのは目に見えています。そして、もう1つの心配は、対面のコミュニケーションも発展途上の彼、大人でも難しいネットのコミュニケーションで敵をつくらないか、攻撃されて心を閉ざさないか、というところ。
一方で、人と積極的にかかわりたいという彼の心の変化・成長は応援したいし、対面でもネットでもグループの中での自分の出し方、人との距離感を学ぶ機会は受験以上に(今の彼には)大事なのではないか、と考えたり。
何事にもメリット・デメリットありますね。”ネットのほうがうまくコミュニケーションできる人”の最も身近な例(=ピヨパパ)といっぱい相談しました。何に優先順位をおくか、そして、デメリットを回避または小さくする仕組みがつくれるか、この2点です。そして親の出した案をベースに、長男と話をしました。親が何を心配しているかも率直に伝えました。その心配が現実となったときに受けるダメージについても相当リアル(←ココ大事)に語りました。その結果、2つの条件を守ることでスマホデビューを応援することになりました。
その条件とは、1)自分で買う・やりくりする、そして2)年齢にあった使い方をする、というものです。次回から1つずつご紹介します。
注意)この話は、ピヨ家長男の例です。各ご家庭の方針、お子様の性格や精神的な成熟度などによって状況はかわります。しっかり考えてじっくり対話して、親子ともに納得する着地点がみつかりますように。