ハンドメイド品のお値段(オーダーメード編)
以前、手作り品の原価が高くて、フリマで手作り品を売るなら利益は度外視、楽しめればいい、と書きました。(関連記事:ハンドメイド品のお値段(フリマ編))では、依頼品(オーダーメード)はどうでしょうか。繁忙期が終わったので振り返ってみました。
入園・入学前のオーダーが多いよ
2-4月は手芸苦手ママにとっては苦痛の季節。手提げカバン、スモック、お弁当入れ、などなど幼稚園や保育園から容赦なく指示がでます。しかも、手作り=親の愛情 と100%信じている園長のおかげで”手作りのみ可”としている幼稚園は結構多いわけです。(手作りと戦う時間、一緒に遊ぶ方が愛だ←持論)
前置き長くなりましたが、この時期が近づくと手作り品以外で愛情を示すことができるママから、指定品の制作を依頼されることがよくあります。結構近しい人からの依頼が多いので断れず、依頼が重なると結構無茶な生活をします。
オーダーから納品までの流れ
1)オーダーの確認
作るもの、数量、指定サイズ、納品日、その他、園からの細かな指示を紙でもらいます
2)好みのヒアリング
好みのヒアリング。大事なのは親の好みも聞くこと。親の好みを外すと「いまいちー」となります。
3)構想を練る
サイズと好みを考えて、じっくり考えます。ここが一番大変で、一番楽しい。
4)型紙作り
バッグでも、スモックでも、ランチマットでもサイズあわせて型紙をつくります。面倒なようでも、型紙あるとあとが楽です。何枚も作る時も、裏地を裁つ時も。
5)布の購入
なかなか思った布に出会えないと焦る(汗)
6)裁断・縫製
黙々と、縫う、ひたすら縫う。ときどき刺しゅういれたりします。
7)仕上がりチェック&ラッピング
ここが美しいと、仕上がり奇麗に感じます。
こんな工程を経てるんですが、いただくお代金はほぼ原価。布+糸+部品の合計+10円単位切上くらい。近しい人から手数料取るって難しい。
原価X2が最低ラインらしい
この前、親御さんが手仕事している人から「手作り品は原価X2もらわなきゃだめだよ」っていわれました。(そして本当に申し出額の倍額置いていきました)勉強になりました。今度からそうしようと思いつつも、やっぱり近しい人から貰うって難しい。ああ、そこは割り切った方がいいのかな。
貰わないと、こんないいこともあるんだけどね。
お礼に貰った高級マカロン (ペロリ♡)
でもでもやっぱりこれからは、原価X2で行こうと思います。