子供たちの金銭感覚は今? (2)~弟の場合~

   

前回、一人暮らしを始めた兄の金銭感覚がとてもいい感じーという記事を書きました。今回は弟編です。

兄編はこちら(過去のマネー教育記事一覧もこちら):
子供たちの金銭感覚は今? (1)~兄の場合~

 

 弟の場合

4月から公立高校1年生。引き続きバスケ部に入りました。お友達がほぼ全員塾にいくと聞いても頑なに塾は拒否。大学は私立の中堅でいい、と。今目標を中堅に設定したら現実はもっと下がるよと親・先生・友達が言っても聞きません。反抗期ピーク。めんどくさ・・・

そんな彼は小さいころから結構お金の使い方が上手でした。小さな出費はケチり、大きなものにはドンと出す。欲しいものがあれば貯める。人に流されず自分の欲しいものに忠実、買う前に徹底的に底値を調べる。そんな彼ですが、お金の使い道がかわってきたと感じています。

 

お小遣いの額

学校はバイト禁止ですのでお小遣い制度継続中。高校生は兄の時と同様月7000円。ここから携帯代(1500円)を天引きし、手渡す額は5500円。これにボーナスチャンスとしてオンライン英会話加算があります。1回25分のレッスンを受ければ1日あたり100円加算され、1か月のお小遣いは最大1万円になる設定です。これは「受験が終わったら英会話する」という彼の合意のもとに導入した制度ですが、親とのケンカをきっかけに辞めてしまいました。なので、今は自由になるお小遣い5500円です。

 

物から経験へ

中学時代はバッシュ(バスケットシューズ)命の彼。月3000円のお小遣いとお年玉を貯めて貯めて、気に入ったシューズが発売されるとドン!と買っていました。高校に遊ぶための出費が増えてきたようです。友人とカラオケいったり、ラーメン食べにいったり。交通費も要るしね。母は節度ある遊びなら大歓迎。学生時代にしかできない経験たくさんして欲しいです。お小遣いの範囲でね。(夜は早めに帰ってこい!未成年!)

 

スキンケアは常識!?

彼用の洗顔フォーム、スクラブ、化粧水、エッセンス、日焼け止めが並んでます。それも日焼け止めはこれがいい、ニキビ用の化粧水はこれ、エッセンスは韓国のこれ、と下調べに余念がなく製品指定で購入を依頼されます。プチプラ系だし、購入頻度もそんなに高くない、そして買う時はネットで底値を調べてくる。 母はそのネットで買うか、同じような値段ならドラッグストアで買い、彼が代金をもってきたら製品を渡すという感じになっています。払える金額の範囲で自分のニーズに合ったものを探してくるあたり情報強者+金銭感覚なかなかヨキです。

 

足りない時は

やりくり上手な弟ですが、それでも足りなくなりそうな時は親にカンパをねだってきます。さっすが下の子、甘え上手。親が出してもいいと思えるようなところ(ご飯関係や交通費)でカンパしてもらい、自分のお小遣いは遊びに回す…という感じ。あと小学生時代から貯めていた”自由に使っていい貯金”が銀行口座にあるので、本当に困ったらそこから下して使っているようです。4月以降におろしたのは今のところ1回だけ。ワイヤレスイヤホンを新たに買いなおす時です。出してあげてもいいかと思いましたが、自分の不注意で破損したのでぐっと我慢。自分のお金で購入させました。

お金の使い道は変われども、相変わらず小さな出費を抑える様子がみられます。外で飲み物を買う時は定価で買わずスーパーか安い自販機で買う、銀行口座からの引き出しは部活がない日で15時までにという徹底ぶり。兄の高校時代と全然違う!とつくづく思いました。

 

子供たちの今の金銭感覚、いかがでしたでしょうか。兄弟ともに出費に関してはそれなりの感覚が育ってきているように思います。次のステップは「増やす」かな。どんな伝え方が効くんだろう。ボチボチ考えます。あと、日々の出費にシビアになるのはいいけど、友達との楽しい時間や親しい人への誕生日プレゼント、お家に行くときの手土産など”人に使うお金”には汚くならないで欲しいと思います。メリハリつけたお金の使い方、よろしく!

 












 -
子育て, 家計一般