長期・高金利の定期預金、こんなところにあったよ
昨年末、5年間利率0.4%で預けていた定期預金が満期を迎えました。
(関連記事：定期預金の複利効果を実感！)
さーて、満期のあとどうする？と周りを見渡して考えました。その結論が出て、預け替えが終わったので記事にします。
預け先の条件
以下の条件が満たされた上で、できる限り高金利のところを探しました。
できるだけ長期がいい
最低1年。利用目的が大学の学費ということを考えれば、5年間が丁度いい感じです。
複利
長期間預けることのメリットを最大限にするため、複利が選択できること。
預金保護（ペイオフ）対象
怪しげな金融機関ではなく、1000万までの元利が補償される預金保護対象であること
信用組合という選択
信用組合や農協（JA）って全く自分の視野にはいっていませんでしたが、たまたま町で大阪協栄信用組合のティッシュを受け取り、預金の金利が高いことを知りました。名前聞いたことないし、大阪遠いし、どっかの組合員専用だろうという誤解もあって当時は完全スルー。定期預金が満期を迎え、次の預け先を探す段階になって頭の片隅にあったこの信用組合を思い出しました。ネットでしらべてみたら、預金保険機構に加入している、誰でも出資金払えば預金できる、そして神戸に支店が出来ているじゃないですか。さっそく高金利につられて神戸支店までいってきました。
5年預けてきた
比較的高金利なのはスーパー1000（1000万以上）です。満期になった定期預金では1000万に足りないので、低金利の定期を解約したり、普通預金やゆうちょの中のお金かきあつめて入れてきました。5年定期0.55%です。（2018年1月1日からは0.50%に変更）もちろん複利ですよ。前の定期より高金利で嬉しい。
不思議な不思議な
信用組合とのお取引は始めてだったのですが、色々へぇ～～っていうことがありました。これは信用組合一般でそうなのか、この組合だけなのかわかりませんが。1月以降金利が少しさがりましたが、長期預け入れの定期のなかでは他の金融機関に負けない金利の商品がありますので、気になった方、これらの不思議な点を知った上でぜひご検討くださいませ。
大阪と兵庫の人だけ？
これは大阪協栄信用組合だけの話だと思われますが、利用者として大阪府か兵庫県に在住または勤務している人、という条件が記載されています。実際のところどうなんでしょう。勤務地を記載しませんでしたが。
出資金で組合員になる
預け入れるお金とは別に出資金がまず必要です。200円からでOK。私は1000円出資しました。利子はつきませんが、配当があれば普通預金に振り込まれます。取引を終了（口座を全部解約）したときにはもどってくるはずですが、預金保護の対象ではないので組合が破綻したらもどってきませんので、いざというとき諦められる金額で出資しましょう。
利子なし普通預金
普通預金を開設にあたり、利子あり、利子なし、どちらがいいですか？と聞かれました。利子なしって選ぶ人いるんかーい、と思ったら、ちゃんと別のメリットがありました。利子なし口座では、ペイオフの限度額を超えた分が口座にはいっていても保護されるということです。私は全額定期預金に移したので、とりあえず利子ありにしました。
カードなし
カードを作るか、作らないかではなりません。カードはないんです。ついでにいうとATMもありません。預金の引き出しには来店が必要です。資金移動は振込という手段もありますが、ネットバンクもないので出金のための振込指示には来店が必要です。そして振込手数料もちょっと高いです（額にかかわらず1080円）
私は5年定期だけの取引ですので１）口座開設、２）定期作成、３）5年後の解約と出金 の計3回来店となります。資金掻き集めるのに手間取り、１）と２）が同日にできなかったからです。神戸に支店があるなら、5年で3回は許せる範囲かな。口座開設後すぐにネット振込などで入金できれば、同日に定期預金の作成が可能です。
3回行ったけど店頭は混んでなくて（≒ほとんぼお客様がいないので）、すぐに手続きができるのは大変ありがたいです。そして窓口の女性はとても親切です。定期預金だけだけどこれから何年もお世話になりますね。どうぞ宜しくお願いします。そして満期がくる5年後、もっと景気がよくなっていい金利の定期預金いっぱいありますように。（大学費用に使っちゃうけど）