妹に「NISAがよくわからない」といわれたので

   

今、積立NISAの利用者が増えているようですね。その波は私の周りにも押し寄せ、先日、妹が「積立NISAしようと思うけどよくわからない(から教えて)」といいました。大企業の子会社で総務&人事を担当。新入社員には持株や厚生年金、社会保険などお金にかかわることを説明しているので、資産運用全般に詳しいのかと思ってた。クレジットカードやショッピングサイトのポイント還元率にも聡いし。なので実家で夕飯を食べてるときにサクッと話をしてみました。

 

 どこが分からない?

聴いてみると、既に色々情報はつかんでいるようす。

  • NISAが3種類(ジュニア・一般・積立)がある
  • ジュニアは自分も18歳以上の子供も対象外である
  • それぞれのNISAの年間購入限度額が違う(一般120万・つみたて40万)
  • 積立NISAではスポット買いは不可、積立のみ

何がわからないのか、何がしたいのかをさぐったらこんなコメントが。

積立NISAの中で”何か選べ”っていうのがわからん。

ん?
どうも妹は、「積立NISAはお金をいれたら、既に設定されている固定銘柄・ファンドで運用してくれる制度」だと誤解していたようです。積立NISA口座の中で選ぶ?何を?となってそこで思考停止。なるほど、なるほど。

そこで、NISA(一般・積立)は非課税の証券口座だということ、そこで買うものは自分で指定しないといけないこと、積立NISAは(その目的上)買えるものが限定されていてハイリスクハイリターン的なものは除外されていること、を説明しました。金融に関する素地があるからか、そこはすんなり理解したようです。

 

 NISA口座で買うもの

次に、じゃあ積立NISAの口座で何を購入すればいいのか、というところで、投資信託についての説明をしました。ちょっと前に子供向けにやった説明と一緒。

関連記事:マネー教育:子供に株と投信の説明をしてみた

投資信託がわかったところで、もうちょっと踏み込んでアクティブファンドとインデックスファンドの違い、インデックスファンドの主な種類(ダウ・S&P・日経225・トピックス)、信託報酬とその影響なんかも付け加えたり。 で「1)積立NISA向け銘柄から 2)コストの低いファンドを、3)いくつか分散させて積立設定」とまとめ。

でも、なんだかうーーーーって感じの反応。もう選べない、選びたくない感じ。ラップファンドを頼む人はこんな感じなのかな?

 

 無理に買わない方がいい

そこで自分が資産運用を始めた時の話をしました。FP(ファイナンシャルプランナー)さんに資産運用をすすめられた後、自分で情報を漁ってインデックスファンドを買おうと決めたのに、実際に買うまで1年迷った話。理解できないもの、納得できないものは買わない方がいいよ、って。それを聞いて「お姉ちゃんでもそうやったんや」とちょっとほっとした様子。そうそう。まわりのブームにのまれたらあかん。自分のリスク許容範囲見極めて、何が自分にむいてるかじっくり考えてみてね。お姉ちゃんいつでもメモ片手に説明しにいくから!!

あと、買ったあとのメンテが大事だよ。リバランスね、とリバランスの説明も付け加えました。














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