シルバー人材センターを使ってみたよ
食欲の秋にどうあがくかを考え始めたピヨママです。
夏休みの話にさかのぼりますが、今年は5泊6日で四国に家族旅行しました。旅行記&費用のまとめは、高速料金のカード引き落とし分が確定してからするとして、旅行中に利用した「シルバー人材センター」のサービスについて書こうと思います。
シルバー人材センターとは
シルバー人材センターは、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」で位置づけられた公益法人で、国・都道府県・市町村から支援をうけて運営されています。「自主・自立・共働・共助」を基本理念として、健康で働く意欲のある高齢者が地域単位で連帯し、就業による社会参加、生きがいづくりを目指しています。自治体単位で活動していますので、居住地の団体に依頼するのが原則のようです。私は、神戸市なので「公益財団法人神戸いきいき勤労財団」に連絡をしてみました。
頼んだお仕事は
留守中の庭の木への水やりです。家族で長期間旅行すると、どうしても水やりができずに枯れてしまう植物がいくつかでてきます。ましては今回は台風も関西を避けて通りそうだし、週間天気予報もカンカラカンの猛暑日。庭の木が全滅しそうです。ご近所さんに頼んだら快く引き受けてくださるのは分かっているのですが、炎天下の(蚊にさされながらの)水やり、ちょっとしたお土産くらいじゃ申し訳なくて、、、、。
水やりと草抜き(≠草刈り)もお願いしました。4月以降のバタバタで庭に手がまわらず、雑草がボーボーなので、水やり+草抜きで1時間x期間中2回でお願いしました。
プロセス
依頼したい内容をお昼休みにメールしたら、さっそく事務所から電話があり、依頼したい仕事内容の詳細を確認。夕方にはお仕事を引き受けてくださる人が決まりました。ありがたいことに隣の町内の方が引き受けてくださり、交通費(実費)もかからないってことです。翌日には担当者のプロフィールが郵送されてきて、その週の土曜日にはご本人様と現場の確認。水道栓の場所・水道のカギの有無、使える道具の有無・位置、どこまでやってほしいか期待値の確認(これ大事!)などなど。電話で見知らぬ目上の方とお話するのは緊張しましたが、会ってみるととてもプロフェッショナルな方で安心しました。
旅行から帰ってきたら
結局一日も雨は降らなかったようです。庭の様子を心配しながら帰宅してみてびっくり!!!
もう、雑草がね、1本もないんですよ。1本も。それもちゃんと根っこから抜いてくれてる! もちろんどの鉢植え・植木も枯れることなく元気でした。あまりに感動して、荷物を置いたらすぐに電話してお礼を申し上げたくらい。「2時間でできる範囲で」とお願いしていたのですが、実際は3時間かかってしまったようです(職人魂に火がついた??)2時間で報告書を書こうとするので、ちゃんと3時間で報告いただくようお願いしました。
お値段は?
私の頼んだ仕事は「家事・育児援助」の範囲にはいり、単価は935円/時、短期契約の場合は1,100円/時です。そして請求書発行などの手数料がくわわり、合計で3,629円でした。「水やりと草抜きに3,600円も!?」と実家の母はあきれていたけど、私にとってこれは庭木を枯らさないだけじゃなく、「ああ、いいかげん草抜きしなきゃ」という精神的なプレッシャーからの解放でもあるのです。おかげで旅行を楽しむことができました!こんなにきれいになるなら、来年も夏に1回お願いしたいくらいです。うん、きっとお願いする!
注意点
この話をしたら、大阪市淀川区の同僚は「家事手伝いの人をお願いしたけど6カ月たっても決まらなかった」と、神戸のママは「シルバーの人にもう6年も家事を手伝ってもらってて、彼女なしでは共働き無理!」と言っていました。こればっかりは需要と供給の問題なので、従事者数、利用者数のバランス、職種によってずいぶん手配しやすさも違うようです。神戸はメールでの依頼ができたけど、大阪はファックスなんだって。色々制度が違うのですね。利用料にも地域差があるかわかりませんが、気になったら、居住地のシルバー人材センター検索してみてくださいね。いい出会いがありますように!