子供たちの金銭感覚は今？ （１）～兄の場合～
このブログを昔から読んでくださっている方はご存じだと思うのですが、子供のマネーリテラシーを育てようと、彼らが小さいころから色々な仕掛け・取り組みをしてきました。兄弟でも違うもんだなーと面白く、時にはイライラしながら見守りました。そして今、大学生・高校生になった彼らのお金の使い方を記録しておこうと思います。まずは兄編。
（今までの取り組みに興味のある方は以下リンクから過去記事をどうぞ・・・めっちゃある！）
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4月から大学生になり一人暮らしをはじめました。空き家になってた私の実家に住んでもらうので、部屋数いっぱい、コンロ3口、お風呂トイレ当然別、生活家電も用具もほぼそろってて、水熱光費・電話代は母のカード引き落とし。快適すぎるやろーーー。
仕送り金は4万円
この状態で仕送りはいくらくらいが妥当なのでしょうね。食費と生活のいろいろ、あとはバイトはじまるまでの小遣い。4月は試しに５万円にし、念のため彼の銀行口座に「予備のお金10万円」を仕込みました。この予備は緊急時以外でも使っていいけど、遊びに使う時はあとで補填しておいてね、と。5月の振り込みの際に確認したら「余ってるから4万でいい」といわれ、5月と6月は4万円を送っています。先日、サークルで遠征にいくために交通費・遠征参加費で2万ほど必要となったとき、「予備のお金から出していい？バイト代入ったら返すから」と事前申告がありました。わが子ながらマナーが良いなと思いました。そしてサークル関係のお金は自分で出すという覚悟が素晴らしいです。頑張ってください。
ご飯は自炊
「俺料理するで！」と家にあった手抜き料理の本2冊を持っていきました。通学に1時間、サークル２つ掛け持ちで夜も遅いのに、今のところ何とか食べてる模様。忙しい時はスーパーの総菜とご飯、普段は「〇〇を加えるだけ」的な便利調味料を駆使、時々ちゃんと作ってるようです。ある日グラタンの写真が送られてきたのでフライパン一つで作るやつかな？と思ったら、小麦粉・バターでホワイトソースをつくり、マカロニもゆでたと。オーブントースターで焦げ目もこんがり。いきなりレベル高すぎん？
そして、夕方のスーパーで「安くなっててん」と半額になったコロッケの写真が送られてきたのもちょっと感動。見栄はらずに買い物ができるんだという安心と、将来「見切り品なんて」と言い放つ夫にはならなさそうな安堵。ふふ。
手数料の無駄に気づく
普段使い用の銀行口座を新たに開設しました。実家近くに支店はあるのですが駅とは反対方向、学校帰りだと夜も遅くてATMは手数料が要る時間。ある日「ATMの手数料いらんのって何時まで？手数料とられんよう学校近くに支店かATMないやろか」と相談が。神戸ではお小遣い1000円降ろすのに手数料220円平気で払ってた人が！？通帳に手数料の文字をズラっと並べてた人が！？ 母は感動したっ！運よく、通学で乗り換える駅の構内に直営のATMがあったので、時間をみて使うようにアドバイス。今のところうまく使えているようです。
バイトもやるよ
特に強要したつもりはないのですが、自分で塾の講師とレストランのホール係の２つを決めてきました。月～土で授業があるし、サークルもガンガン練習があるのでシフトに入れる日は少ないでしょうけど、稼ぐ大変さと、稼いだという自信を経験してほしいです。レストランに応募したのは、母が「一度は接客業のバイトやっとき。絶対役に立つから」といってたからみたいです。著名ホテルのレストランだそうなので言葉遣いや立ち居振る舞いなども鍛えてもらえるでしょう。働く姿こっそり見に行きたいーーー。
地味に暮らしてます
大学生になって買ったものはサークルで必要になった衣装・小道具、TOEICの参考書、虫刺されの薬くらいです。月１、月命日のために母が訪問しても何も増えていない。通学カバンは高校の時につかっていたもの、服は今まで来ていたものを1シーズン分ずつ持ち込んでそのまま着用。テニスのラケット・シューズは買い換えずガット張り替えのみ。こんなものですか？大学生活。結構リア充（死語）系の大学だとおもうんだけど。
中学～高校時代、毎月のお小遣いを携帯代とコンビニのお菓子と手数料で溶かしていた長男ですが、ここにきて大変身。何がきっかけか全然わかりません。私大理系学部に入学したことで家計を心配してくれているのでしょうか（それはないな）。今は仕送りの配分に慣れず恐々使っているのかもしれません。慣れたらもうちょっとお金使えるようになるといいな。