中学受験に落ちた!その時、親ができること(3)落ちたけど得たもの

   

中学受験で得られたもの長男の中学受験、不合格からの1か月振り返り記事です。3回目は 受験を通じて得たもの について。少しステップバックして入塾当初の話からですが、どうぞお付き合いください。

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 塾通いにも色々な理由がある

実は、5年生になるまで受験は考えていませんでした。3年生の夏から塾に入れたのは「夏休みの居場所確保」という現実的な理由と、「彼の得意な算数を伸ばして、自分に自信をつけてもらう」ためでした。

当時長男の自己肯定感がとても低いことを心配した私が「得意な算数をもっと伸ばせば!?」と考えました。実際、彼は算数の文章題・図形でメキメキ力をつけ、6年生になった今、算数のテストだけは学校でTOP3に入るほどになりました。(あとの2人は開成&灘合格組で別格)本人も「算数は得意!」と自信をつけ、カウンセリング結果でも培われた自信や周りの関係の改善が明らかにみられるようになりました。

 

 算数にのみフォーカス!

理由はどうであれ塾に行きだすと宿題が出ます。国語読解・漢字、天声人語の要約など、時間がかかるものがたっぷりあります。そうすると家でもイライラ、学校でもイライラ。ついに「塾やめる!」といいだしました。このままでは「算数を伸ばして自信をつける」という本来の目的さえ到達できません。夫婦で相談して当座の優先順位と対応をきめました。

1)塾はやめないことが最優先
2)算数フォーカス
3)国語はしばらく授業出るだけでいい

先生にも説明してしばらく猶予をいただくようお願いしました。

 

 受験を考えた理由

こんな調子で、「算数さえ伸びたら…」とおもっていたのですが、5年生になって周りが受験する・しないと騒がしくなってきた頃、本人が「学校見学行く」と言い出し、志望校をきめてきました。親的にも神戸公立校の変な内申点競争から解放されるので万々歳です。こうして偏差値60程度の中高一貫校を第1志望にきめたのわけですが、当時の彼の偏差値は国語が悪すぎて3教科で40前後。「偏差値20あげるの大変だよ~、国語相当頑張れよ~」と塾の先生に笑われたくらい高嶺の花でした。
 



 

 ちゃんと上げてきた

結果は残念だったけど、実は彼はきっちり当初の目標どおり偏差値を60まであげました。嫌いな国語で偏差値30アップ。算数はもともと良かったけど10アップさせました。瞬間風速で算数だけなら偏差値78出したこともありました。だーけーどーこの2年の間に志望校の人気が上がりすぎて偏差値が65-68まで上昇(涙)まだまだ合格圏に入れません。
偏差値をあげた結果、受験校の選択肢も広がり、塾からは少しランクを落として合格圏内の学校を受けることを提案されましたが、本人が第1志望をゆずりませんでした。ここだめだったら公立行くってさ。

 

 塾でしか体験できない量と質

受験を終え、塾で使ったテキスト・問題集・プリントをがっつり捨てました。5年~6年の分だけでも積み上げると1mのヤマが2つほど。小学校の授業だけではぜったいに届かない量と質。結果はともあれ、彼の中に積み上がった知識と学力は生半可じゃないはずです。実際、算数・理科に関しては中学校2年生程度の問題まで解けるくらいになっています。最初1~2時間かかって泣いていた天声人語の要約も、今は15分ほどで書き上げられるようになりました。中学校のスタート時点では大きなアドバンテージになるでしょう。先行逃げ切り型、最後まで逃げ切れるように努力怠らないで欲しいです。(たぶん気を抜いてドンドン追い上げ型の子に抜かれるんだろうけど)

 

算数を伸ばして自分に自信をつけた、失敗する怖さと準備の大切さを知った、学校教育以上の知識をつけた、これは彼にとって財産のはずです。彼がそこに気付いて公立中学校の生活を前向きにスタートさせられるよう、入学までの1ヶ月、頑張ってサポートして行きたいと思います。そして失敗する怖さからより丁寧な準備ができるようになるよう、誘導していければいいなぁ。

あー、とにかく終わった~~~!!!

次男は、相思相愛の女子から「共学の学校受けよ♡」といわれているので、リア充目指して本人ががんばるでしょう。ところで、次男の中学受験のまえに、長男の高校受験くるんですが、このサイクルどうにかして!

 












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