次男、中学受験をやめました

   

小学校6年生の次男、私立中学の受験をやめ、公立中学に行くことを決めました。私立の中高一貫校に行きたい理由がしっかりあり、毎日頑張って勉強し、合否判定模試でA判定もらって、今のところ順調だなぁと思っていたのですが。

直接お金にかかわる話ではありませんが、今後のライフプランにかかわることなのでブログ記事にしています。ご興味のある方だけ続きをどうぞ。

 

 私立の中高一貫校を目指したわけ

次男は体を動かすのが好きです。特に得意なのは水泳。6歳の時からスイミングスクールに通い、週1の普通コースに在籍しながらも素晴らしいタイムをたたき出し、選手コースへの推薦をもらい続けています。本人にも活躍できる種目として自覚があるのでしょう。「中学は水泳部に入る!」と意気込んでいました。しかし公立中学には水泳部がなかった(涙)

そこで彼は1)水泳部のある、2)受験がなくてクラブに没頭できる学校に行きたいといいだしました。それが小学校の3年。次男の外向きの性格、人懐っこさ、体育や芸術(副教科)で内申点が期待できることなどから、彼は公立向と思っていただけに親はびっくり! 自分でそんなことまで考えて親に逆プレゼンするの、すご過ぎん!? 確かに地元の公立中学校に水泳部はないので、大学までエスカレーターの私立中高一貫受けてみるか・・・と4年生の春から塾に通い始めました。

 

 トップ校ではないけれど

水泳部があって、温水プールがあって、大学のレベルがそれほど低くない中高大一貫校。通学圏内にあったのは幸いです。学校説明会に参加し目標を定めました。進学校とは違った意味で人気があるんですよね。充実した学生生活送りたいとか、親の母校愛があふれて子供を入れたい、とか。我が家のように施設がめあての人も。募集人数も多くない上に人気があるので、受験してだめだったら公立中学にしようね、水泳はスイミングスクールで続けようね、という約束にしました。

 

 勉強の成果は着実に

4年生の時は塾のペースになかなか慣れず、成績はいまひとつ。5年生の時は得意科目だけが伸び、不得意科目で足踏み状態でした。春休みに不得意科目の超初級問題集をつかって基礎を叩き直したところ、6年になってぐぐっと成績が上昇。合否判定模試は毎回A判定、直近の公開模試では今までで一番成績が良く、志望校よりぐっと上の学校でも狙えそうな成績でした。ここまで成績が上がったところで「やめる!」と言い出したのだから、親も、塾の先生も、塾のチューターさんもびっくり~~~~。

 

 受験をやめる、の裏側

自分から「受験したい」といった彼ですので、「やめたい」のも理由があるのだろうと考え、二人きりでじっくり話を聞いてみました。彼の言い分は「バスケがしたくなった」。学校の休み時間にバスケットボールをするお友達ができ、ずっとやっているうちにバスケットボールのクラブに入りたいと思うようになったようです。バスケットボールなら地元の公立中学校にクラブがあるし、中学校でレギュラーとるために今からバスケットボールの教室に通いたい、と。

勉強がイヤとか、友達と別れるのがイヤっていったのは長男だったか。でも次男の場合は「私立に行く当初の目的が白紙になったってことか」と理解しました。目的がないのに遠いところに通う必要もない。ただ、私立にもバスケ部はあるし、私立ならではのメリットがちゃんと見えているかわからなかったので、母からもう一度説明しました。施設の充実度、クラスメートの学力、クラブに費やせる時間の違い、面白いカリキュラム、ランクの高い大学に内部進学できることなどです。そこで彼が見せたメモ・・・・

自分で地元中学と私立の色々を紙に書きながら比較してた(驚)

そして彼のトドメの一言で、受験をやめることに合意しました。

「前は水泳やりたかったけど、バスケに気持ちが移ったみたいに、これからも違うことに興味が出ると思う。その時に違う選択肢がとりにくくなるのは怖い」

あーーー、確かに。中高一貫だと続きで同じ部に所属することが多いし、高校で転部してもレギュラーになれる可能性は高くない。勉強面でも、勉強したい学部・専攻が上の大学にあるかどうかわからない。あーーー、ここまで言うなら仕方ないよね。

 

 塾がやめさせてくれない

受験やめましょうと家族で決めたのが7月初旬。もう夏期講習のお金払ってしまったので夏休み中はがっつり夏期講習と通常授業を受講させました。受験という目標がなくなったわりに、怠けず宿題もちゃんとやって無欠席で通いました。小テストの成績も抜群でした。「成績落ちたから受験やめたっていわれたくない」んだそうです。

そして8月に入って塾本部に、受験は記念受験だけにすること、塾は9月からやめることを告げると、「一度ご本人と話してもいいですか?」といわれ、それでも彼の決心が変わらないと知ると、「次男君がなついてくれてる先生がいるので、一度話をしてもらってもいいですか?」といわれ、なかなかやめさせてくれません。最終的には「お母さん、もったいないですよ」って私にアプローチ。わかってますよ、もったいないんですよ。A判定でてるし、一貫校行ったら高校受験や大学受験から開放されるし。親としては後ろ髪ひかれまくってるんですよ。でも本人行きたくない理由がはっきりありますし・・・

 

 今後の予定

結局、懐いている塾の先生のアドバイス「算数は中学行ってから役立つから」に納得したのか、算数の授業だけ続けることにして、理科・国語・志望校別特訓・日曜特訓などはすべてやめました。だけど家庭学習は続ける予定。本人も「せっかく毎日勉強する習慣ついたから、塾でもらった理科と国語のテキストも家でやる。あと英語は絶対やりたい」って。え?なに?その先を見通した発言。あんた誰の子?

私立中学は記念受験として併願で受験します。統一日に併願で受ける人っているのかな。あと、彼が切望しているバスケ教室に通います。まずは地域の教室。非常事態宣言で新規会員を受け入れてくれるかどうかわからないけど体験入部しました。もしここで物足りなかったら本格的なバスケ教室もさがしてみます。スイミングはとりあえず小学校終わるまでは続けるとして、そのあとはクラブなどの曜日と相談かな。絵画教室も小学校の間は通うそうです。

はーーーーー、なんだか気が抜けました。家庭学習でも、丸付けして、どこで間違ったか読み解いて、一緒に解いてみてというルーティンは残りますが、今までとは量と悲壮感が違います。英語は楽しくアルファベットからだし。また、金銭面でも余裕ができました。志望していた中学の授業料は兵庫県でもかなり高い方だったので、6年間は貯金できないなと覚悟していました。公立中学だったら(制服そろえた後は)毎月のキャッシュフローでカバーできそうです。しっかりものの次男が、バスケの強い私立高校にいきたいとか、アメリカのリーグ戦見に行きたい、とか言い出しそうなので、その時に慌てないように頑張ってお金貯めておきます。














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