子連れ家族のもしも対策(4) 自宅での備蓄

   

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小さな子供がいる家族に向けての防災教室に参加し、その学びを伝えるシリーズです。今回は家でのストックについて。

関連記事はこちら:
子連れ家族のもしも対策(1) 子供を考えた備え
子連れ家族のもしも対策(2) 普段のバッグにいれるもの
子連れ家族のもしも対策(3) 避難袋の中身

 

 自宅に戻れるなら自宅がいい

シリーズの最初に書きましたが、子連れでの避難所生活は本当に大変です。子供は慣れない環境でストレスを抱え普段以上に泣いたり、ダダをこねたり。 親は子供にも気を配りながら、周りにも遠慮して心身ともにヘトヘト。 それなのに自宅ではなく、避難所や避難所近くに停めた車内で生活する家族が多いのはなぜでしょう。講演者によると、「自宅に食べ物・水・トイレがないから」という理由が多いそうです。(崩壊など自宅で過ごせない場合は除く) ということは、水・食べ物・トイレがあれば、基本自宅で過ごし、必要に応じて避難所や配給の場所に出向く、ということができそうです。(第5の気付きポイント)

 

 まずは家族4人で7日間

阪神淡路大震災では、ライフラインの復旧におおよそこれくらいの時間がかかっています。
兵庫県  阪神・淡路大震災の復旧・復興の状況について
• 電気:7日間
• 電話:15日間
• ゴミ処理場:35日間
• ガス:85日間
• 水道:91日間
• ガス:85日間
• 下水道:100日間

震災から数日経つと、水や食料の支援の動きもはじまります。また仮設トイレの状況も安定してくる目安も1週間だそうです。ですので、自宅で備える物は゛家族で7日間“を目安に考えてみましょう。

 

 自宅に準備しておくべきもの

アイテム 説明
飲料水 水がなければ生きていけません。必ず用意しましょう。
目安は1人1日3リットル。家族4人だと 3L x 4人 x 7日 =84L (1本2Lのボトルが42本・6本入りの箱が7箱)この水は飲み水・調理の水として使います。
食料 冷凍・冷蔵・常温の3種類をストック。普段食べている物の買い置きを増やすイメージ (後述)
離乳食 赤ちゃん用の離乳食は衛生状況の悪いなかで作るのはとても危険です。ママによっては「手作りだけ!」と言う方もいらっしゃるとおもいますが、ここは割り切ってベビーフードをストックしましょう。介護食も同様です。
トイレ 本来は使い捨てですが、7日持たせるために、小は3回、大は1回で密封→廃棄が目安です。小1日4回・大1日1回として、家族4人で65枚必要です。便座不要の大人の男性だけでも避難所のトイレに行くことができれば、簡易トイレはかなり節約できます。
消臭剤 トイレの後、消臭効果のあるものを振りかけてから密封すると、ニオイが多少ましになります。
カセットコンロ 電気・ガス不通のときにお湯をわかしたり、調理したりします。時々使ってみて故障していないか確認しましょう。
カセットガス カセットコンロ用。5パック(15本)ほどを準備しておきましょう。使用の目安は7年(ガスは劣化しませんが、パッキンが劣化するそうです)なので、鍋料理やキャンプなどで使用しながら少しずつ更新していくとよいでしょう。
クーラーボックス 停電のとき、冷凍庫・冷蔵庫のものをいれます。食材の延命に必須です。
ランタン 暗闇は不安を増幅させます。1部屋に1つランタンを用意しましょう。ランタンは明るさを十分確認して。(ろうそくは子連れ家族では火災につながる恐れもありますので、使わないほうが無難です)
ヘッドライト 部屋にはランタンを置き、移動の時はヘッドライトを。トイレの時も役立ちます。
体拭きウェットタオル お風呂に入れない時に。
ハミガキシート 水は貴重ですので、ハミガキは水を使わない形で。家用なら大きなボトルで買っておくと便利。
トイレットペーパー  使いかけの物とは別に1パックのストックを。
ラップ  ロングタイプを3本。 使用例)食器にかぶせて洗い物を減らす
ポリ袋 大・中・小のサイズ、各30枚以上。大サイズの使用例)トイレの便器にポリ袋を敷き、その上に簡易トイレをセットすると、簡易トイレに便器の中の水が付かず、廃棄時に部屋を汚さずにすみます。
生理用品 1周期分は必ず
紙おむつ  今開封しているものとは別に2パック
おしりふき  今開封しているものとは別に2個
新聞紙  朝刊1週間分 使用例)折り紙のように折ってポリブクロをかぶせると食器に。
手袋  作業時の手の保護に。軍手より革手袋がおすすめ。
救急セット 解熱剤・鎮静剤・化のう止めや、常備薬を。
電池 ランタン、ヘッドライト、ラジオなど、電池のサイズを確認して揃えておきましょう。
現金  電子マネーやクレジットカードが使えないことがあります。現金(小銭類も)は必ず家の中に用意しておきましょう。

 

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 生活の”習慣”を変えるだけで

たくさんの備品をリストしましたが、ほとんど「普段食べるもの・使う物をちょい多めに買っておく」ことでカバーできるものばかりです。飲料類も、離乳食も、おむつも、ティッシュも、ラップも、ポリ袋も。 これを「ローリングストック」といいます。消耗品以外のカセットコンロやヘッドライトなども、キャンプなどで頻繁に使っている方が慣れてくるし、故障や電池切れも事前にチェックできます。今、ミニマリスト(持ち物を極限まで少なくしてシンプルにクラス人)が流行っていますが、いざってときのための物は、なくなってから買う・もうすぐなくなるから買う、じゃなくて、1つ開封したら、次のを買っておく、というふうに生活習慣を少し買えるだけで”もしも”の準備ができるのです。

 

 食料を7日間もたせる

”非常食”といえば、カンパンや賞味期限が何年もあるヨウカンなどを思い浮かべますが、ローリングストックだったらそんな特別なものは不要です。普段の食べ物と買い置きで7日間をしのぐのです。

1日~3日目

冷蔵庫・冷凍庫の中の食品を食べる。
食パン、お肉、野菜、牛乳、手作りし冷凍しておいた離乳食など
停電になったらクーラーボックスいれて保存。(そのために大き目保冷材はいつも冷凍室にいれておきましょう)

4~7日目

ローリングストックで備蓄した食品をたべる
缶詰:ツナやコーンの素材缶詰以外にも、おつまみ缶、タイカレー缶など色々あるので、食べ慣れた好みのものを
レトルト食品:あたためなくても食べれる物も。温める場合でも飲料水を使わなくていいので助かります。
乾麵:ゆで時間が短いものがおすすめ
フリーズドライ:オススメ! 野菜がたくさん入ったリゾットやスープなどを加えると野菜がとれます。
乾物:日持ちがするうえにミネラル・食物繊維の補給ができます。

 

 ピヨ家の備蓄食品

ピヨ家では、ラップ、トイレットペーパー、カセットガスなど、食料品以外のストックは既にできていましたが、食料品が全然でした。レトルトやフリーズドライの製品は1つもありません。だから講習会のあと、まっさきに取り組んだのはこの部分でした。具体的にはこんなものをストックしはじめました。月に1~2度ストックを食べて買い足す予定。ラクチン晩御飯させてもらえる日が増えて嬉しい(^^) *お肉やお野菜は普段通り回していくので特に増やしていません

無印のレトルトカレー:美味しいと評判ですね。味を変えていくつか買いました。
カップ麺・カップやきそば:1人1個として4つ。
フリーズドライのスープ:卵スープとホウレンソウスープ。
乾物:乾燥わかめ、高野豆腐、のり、ふりかけ、など
おやつ類:おかき・クッキー・チョコなど

家庭での備蓄は一カ所に集めなくてもいいから案外ラクチン。少し多めのストックを、置けるところに置いておきましょう。大事なのは”ローリングしていくこと”。 水も食べ物も日用雑貨品も古いものから使って、新しいものを足しておきましょう。

次回は”子供を鍛えて備える”です。

 

 
 












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