子連れ家族のもしも対策(5) 子供を鍛えよう

   

sakamichi

小さな子供がいる家族に向けての防災教室に参加し、その学びを伝えるシリーズです。今回は子供を普段から鍛える重要性について。

関連記事はこちら:
子連れ家族のもしも対策(1) 子供を考えた備え
子連れ家族のもしも対策(2) 普段のバッグにいれるもの

子連れ家族のもしも対策(3) 避難袋の中身
子連れ家族のもしも対策(4) 自宅での備蓄

 

 普段の生活とのギャップはストレス

大きな揺れを経験し恐怖と闘っている子供たち。支援物質では手に入りにくいものを備蓄し、せめて生活を普段に近いものに、という視点で綴ってきました。しかし、被災後の生活が普段通りであるわけありません。備蓄がなくなれば水や食料はどこから運んでこないといけない、夜は真っ暗、トイレに不自由する、避難所では人の声や物音で眠れない、などなど生まれてから一度も経験していないような不便や不都合が押し寄せます。そのギャップが彼らのストレスの1つの要因であることは確実です。

 

 キャンプのススメ

エアコンの効いた部屋、自家用車での移動、脱臭機能のついた水洗トイレ、気密性(防音性)の高い二重サッシ、、、などなど、生活の快適さに慣れると、被災生活とのギャップが大きくなります。だけど、普段の生活レベル落とすのって大変。だったら、イベントとして「敢えて子供を鍛える機会」を作りましょう!その代表がキャンプ。楽しいイベントがそのまま家族の結束を深め、子供を鍛える機会になります。例えば・・・

未舗装のところをいっぱい歩いてみましょう。
暑い季節、寒い季節、その気温で寝て見ましょう。
水の音、風の音、キャンパーの声、色々な音に慣れましょう。
色々な匂いに耐性をつけましょう。
限りある食材で何を作るか、考えて見ましょう。
凹凸のある地面に直接座ってみましょう、寝ころんでみましょう。
配水場から水を運んでみましょう。
マッチやライターで火をおこしてみましょう。
暗闇を歩いてみましょう。ヘッドライトもつけてみましょう。
共同のトイレを使ってみましょう。
お風呂に入らないまま寝てみましょう。

最初はコテージで、次に常設テントで、そしてオートキャンプ場で自前テントキャンプに慣れたら、少し不便なキャンプ場へ。子供の成長や慣れに応じて不便さのレベルを調整できますね。クーラーボックス、ヘッドライト、ランタン、カセットガスコンロ、レトルト食品などなど、キャンプで使う物は、避難生活で活躍するものがたくさんあります。どうせ買うならキャンプで活用してみてはいかがでしょうか。

 

 ママも鍛えられるべし

子供に不便さや非日常的な生活への耐性をつける、が第1の目的ですが、実はママを鍛えるられるべきなのです。熊本の震災でも、炊きだしが出来なかったり、炭おこしができないママが大勢いたそうですよ。テントをたてたり、BBQの炭火の準備をするのはパパのお役目、という家庭も多そうですが、一緒にママも頑張ってください。各道具の使い方、火のおこし方(そして炭の後始末方法)など、身につけておいて無駄なことはありません。

 

 キャンプでなくても

キャンプはちょっと(汗)というご家庭でも、毎日のお散歩や遊びにぜひ鍛える要素を加えましょう。例えば・・・

公園ではベンチじゃなくて、木陰でシートを引いてゴロゴロしてみましょう。
公園の水飲み場で(コップをつかわず)水んでみましょう。
水をバケツで運んで、庭の植物に水をやってみましょう。
ヘッドライトをつけて押し入れにはいってみましょう。
銭湯にいってみましょう。
和式トイレを使ってみましょう。
エアコンを切って涼しい場所をさがしてみましょう。(熱中症には注意)
泥遊び、砂遊び、水遊び →服を汚したら自分で洗ってみましょう。

いかがでしょうか。年齢にあわせて難易度は工夫してみてくださいね。

5回にわたってお届けしました「子連れ家族のもしも対策」。少しはお役にたったでしょうか。
これを読んで「あ、うち足りてない」と思った方は、今すぐ補強を!
全部買うとなると予算的には大変だと思います。ストックスペースの確保も大変。だけど、少しずつ揃えている間に被災したら?講演の質疑応答でも「何を優先して買えばいいですか?」の質問に講師はそう回答されていました。
家には何がどれくらいあるのか、既にあるもので代用できないか、マンション・自治体の備蓄品はどれくらいあるのか、確認して補強できるといいですね。

シリーズは今回が最終回。1~2カ月後、ピヨ家の準備状況を番外編でかけたらなーって思います。

 

 












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